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バカラ マッセナ

「あの、バカラ マッセナ。」
「東京のお店で買うバカラと同じものを、大切なあの人に贈りたい。」
この記事はそんな方に向けて書いています。
バカラマッセナは1980年の発表後、アメリカのセレブリティに熱狂的な愛用者が多いバカラモダンの代表作です。
丸みを帯びた斬新なフォルムに、流れる様な美しくそして繊細なカットは、バカラのどれにも似ていない。
それが、このグラスの最大の魅力だと思います。
バカラマッセなの、ドレープに包み込ままれたフォルムは、バカラのフラットカットなどのグラスに比べ、「繊細」、「モダン」、「命」、そんな言葉をイメージさせます。
それは、このグラスのデザインのテーマは、「蕾」。
そんな風に、僕は勝手に思っています。
マッセナに、注ぎ込むウィスキーが「蕾」を潤し、芽吹いていきます。
何年も、何年も、閉じ込められ、磨かれてきた、ウィスキーの熟成した、味わい、そして香りが、グラスの中で開きます。
その瞬間に立ち会う時、何故か、時間さえ止まって感じてしまいます。
サイド面は、スペースがありますので、底面より、筆記体もスペルに合わせて自由に選ぶ事ができます。
そして、このグラスは不思議なほど、毛筆書体が似合います。
きっと、このグラスの中に、東洋的な何かが潜んでいるからだと思います。
グラスを飾って眺めるという方はサイド面がお勧めです。
プルデザインでは、まずメッセージを口元に近づけないために、できるだけ飲み口からメッセージをはなしています。
そして、メッセージと飲み口が水平になる様に、グラスの傾斜に合わせて文字にカーブをつけ、細かくデザイン調整をしています。

マッセナの底面はバカラ特有の問題はありますが、
刻印をするという事では、デザイン的には、かなりの自由度があります。
しかしながら、やはりいくつかの問題があります。
マッセナの底面には、丸いスタンプ、バカラのロゴが2点セットで入っています。
スペースは、やはり、それほど大きくはありません。
バカラは1点、1点、ハンドメイドなので、工業製品の様に、きちんと測った様に、バカラのロゴがセンターには来ません。
どのグラスもこの2点セットのロゴマークが微妙に右に左に、上に下に、微妙にづれています。
しかも、バカラの底はセンターに向かってすり鉢状になっていますので、グラスの淵の方に文字が入ると文字が歪んでしまいます。
プルデザインでは、メッセージ・お名前を、できるだけ、センターのマークに寄せてデザインしています。
あれも、これも、バカラならではの問題で、ハンドメイドだからこそなんです。
工業製品のコップであればこんな問題は決しておきません。
そうです、憧れのバカラなればこそと思い、その個性を楽しんでいただければと思います。
このロゴマークに合わせながら、刻印の位置をできるだけ違和感なく彫っていくのが、刻印の部分を担当している工房の腕の見せ所にもなります。
バカラショップの担当の方もできるだけセンターに入ったものを選んでくれています。

価格は1客 ¥40,000(税込)
メッセージは35文字・デザイン・刻印・ラッピングなどが含まれた費用になります。
35文字以上は1文字¥100 (税抜)になります。
銀行振込でお買い上げのお客様はバカラの純正ペーパーバックが無料となります。