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バカラ ヴィータ
更新日:2022年2月23日

「バカラ イヤーグラス 2019 ヴィータのデザインが好きだった。」
「東京のお店で買うバカラと同じものを、大切なあの人に贈りたい。」
この記事はそんな方に向けて書いています。
バカラ ヴィータ2019は 2020年2月1日に年号が外れて新発売になりました。
バカラショップからレギュラーになる事が決まりましたと、連絡をいただいた時は「やっぱり」と、思わず膝を叩いてしまいました。
ヴィータは底面の年号が外れた事で底面も非常に使い勝手が良くなります。
文字を水平に組む事ができます。
そうなれば、筆記体の文字をスペルに合わせてさまざまな書体が使える様になります。
とは言え、
底面にはやはりいくつかの問題があります。
ヴィータの底面には、丸いスタンプ、バカラのロゴが2点セットで入っています。
年号がなくなったとは言えサイド面に比べれば、スペースはそれほど大きくはありません。
バカラは1点、1点、ハンドメイドなので、工業製品の様に、きちんと測った様に、バカラのロゴがセンターには来ません。
どのグラスもこの2点セットのロゴマークが微妙に右に左に、上に下に、微妙にづれています。
しかも、バカラの底はセンターに向かってすり鉢状になっていますので、グラスの淵の方に文字が入ると文字が歪んでしまいます。
プルデザインでは、メッセージ・お名前を、できるだけ、センターのマークに寄せてデザインしています。
しかし、イヤーグラスの時に比べれば、年号が外れたヴィータは格段にデザインがしやすいグラスになっています。
ロックグラスの中でも底面のスペースとしては、かなり大きい方になります。
あれも、これも、バカラならではの問題で、ハンドメイドだからこそです。
工業製品のコップであればこんな問題は決しておきません。
そうです、憧れのバカラなればこそと思い、その個性を楽しんでいただければと思います。
このロゴマークに合わせながら、刻印の位置をできるだけ違和感なく彫っていくのが、刻印の部分を担当している工房の腕の見せ所にもなります。
バカラショップの担当の方もできるだけセンターに入ったものを選んでくれています。

ヴィータのサイド面のカットは、過去のヒット商品、エトナ、ステラ 、ローザ 以上に高級感溢れるデザインだと個人的に思っています。
刻印を彫るサイド面がスペースが広く底面の様に制約がないので、筆記体もスペルに合わせて自由に選ぶ事ができます。
グラスを飾って眺めるという方はサイド面がお勧めです。
プルデザインでは、まずメッセージを口元に近づけないために、できるだけ飲み口からメッセージをはなしています。
そして、メッセージと飲み口が水平になる様に、グラスの傾斜に合わせて文字にカーブをつけ、細かくデザイン調整をしています。
筆記体の文字はスペル(綴り)によって見た目の印象が変わってしまいます。
小文字の「K」が綺麗な書体もあれば、大文字の「T」が違和感のある書体もあります。
日本語の漢字などを合わせても、モダンに見えるところが、バカラのデザインの優れてところだと個人的には思っています。

グラスは1客 ¥16,300(税込) です。
メッセージは35文字・デザイン・刻印・ラッピングなどが含まれた費用になります。
ペアグラスは¥32,200(税込)になります。
35文字以上は1文字¥100 (税抜)になります。
銀行振込でお買い上げのお客様はバカラの純正ペーパーバックが無料となります。
