- pulldesign
バカラグラスに名入れタリランド。
タリランドの名入れデザインはとても大変でした。
まずサイド面は他のグラスのように、
飲み口とカットとの間に空間がないからです。
サイド面の名入れは口元の近くに彫ることができません。
その理由はプルデザインのレリーフがサンドブラストだからです。
サンドブラストは細かい砂をグラスに当て、
グラスを磨くように彫っていきます。
ですから飲み口の近くにレリーフがあると口元にあたってしまいます。
単なる飾りであればそれでも良いのですが、
グラスは実用品ですので、
お使いになる時の機能も含めてデザインだと考えています。
タリランドのサイド面は6つの面で構成されたフラットカットと、
口元に向けて広がる美しい3時曲線でできています。
思考錯誤の末たどりついたのが、
フラットカットにレリーフすることができないかということです。
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