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ザ・グレンリベット12年
せっかくバカラの名入れグラスをプレゼントしたのに、 ウィスキーやスコッチ・バーボンなど、
せっかく盛り上がってきた話題についていけない。
ウィスキーの話はよく分からない。
それではいただいた方もちょっと悲しいかも・・・ そんなお客様のためにウィスキーの基礎知識として、
この「ウィスキー編」を書き始めました。
今日は全ての「シングルモルトの原点」をスローガンにしている、
ザ・グレンリベットです、
ザ・グレンリベットもお約束の「THE」がついています。
マッカランと共に天上天下唯我独尊という勢です。
ザ・グレンリベットは1824年にスコットランド最初の、 政府登録蒸留所として認可されたスコッチです。
まさに「シングルモルトの原点」と言う事ができる唯一のスコッチです。
創業者ジヨージ・スミスの創るウィスキーの品質の高さは、 ウィスキー造りが違法であった時代から評判でした。 ザ・グレンリベットの蒸留所は標高270mの山深い場所にあり、 まさしくゲール語が意味する「静かな谷」グレンリベットそのものなのです。
ザ・グレンリベットは現在の「スペイサイド」と呼ばれる場所に蒸留所があり、
年間を通じて一定の気温と湿度が保たれマザーウォーターと良質なピートに恵まれる、 ウィスキー造りには欠かせない環境から生まれています。
この辺もNHKの朝ドラ「マッサン」を思い出します。
特に蒸留時の裏手から出る「ジョージの湧き水」と呼ばれるマザーウォーターが ザ・グレンリベットには欠かせません。
この「ジョージの湧き水」はミネラルに富む硬水で地下約200mの水脈を源泉とし、 水温は5~8°Cと安定しています。 更にミネラル分を含む硬水独特の香気成分があります。
このミネラルが大麦から多くの当分を抽出させ独特で芳香なフレーバーを作り出します。
蒸留にはランタンのような長く細い首を持つポット・スチル(単式蒸留器)が使用されており、
この形状がすっきりとした味わいに一役買っているそうです。
最初に飲んだ時にそのすっきりとした飲み口と豊かなフレーバー、
幾重にも広がるフルーティな味わいは今でも印象的です。
僕もザ・グレンリベットを買う事が実は多いのですが、
2007年のデーターですが、
ザ・グレンリヴェットはアメリカでもっとも売れているシングルモルトであり、
イギリス本国では7%のシェアで4位となっています。
また、世界中で2番目に売れているシングルモルトで、
年間およそ6百万本が流通しているそうです。
スコッチと言うとシェリー樽を使っている様に思いますが、 ザ・グレンリベットでは風味や色がつきやすいシェリー樽の使用を極力抑えています。
ザ・グレンリベットはフランスのリムザン・オーク樽を使う事で、 原料の風味を損なわないエレガントで繊細な味わいのスコッチを創っています。
そんなところがザ・グレンリヴェットの人気なのかもしれませんね。
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