せっかくバカラの名入れグラスをプレゼントしたのに、 ウィスキーやスコッチ・バーボンなど、
せっかく盛り上がってきた話題についていけない。
ウィスキーの話はよく分からない。
それではいただいた方もちょっと悲しいかも・・・
そんなお客様のためにウィスキーの基礎知識として、
この「ウィスキー編」を書き始めました。
今日はニッカブレンデッドウィスキー「竹鶴」です。
スコットランドで本格的なウィスキー造りを学んだ竹鶴正孝が、 1943年に開設した北海道に作った余市蒸留所のモルトと、 宮城の森に作った宮城峡蒸留所モルトを同士を掛け合わせた、 昔で言う「ヴァンテッドモルト」ニッカの言い方では「ピュアモルト」。
ブレンデッドウィスキーとの差はグレーンウィスキー(トウモロコシなどの雑穀)を、
使わず余市と宮城のモルト原酒同士をブレンドをしたのが竹鶴です。
宮城峡はフルーティで余市はピーティでその二つのモルトが お互いを高め合いモルト同士のブレンドならではの上品でコクのある独特の、
深みのあるフルーティな味わいと幾重にも広がるフレーバーが、
竹鶴の世界を広げています。
ジャパニーズウィスキーの「ピュアモルト」として完成品と言っても良いと思います。 竹鶴は「12年」、「17年」、「21年」とあって、 「21年」はWWA(world Whiskies Awards)という 100カ国以上で愛読されているイギリスの「ウィスキーマガジン」が、 主催する世界的な賞でなんと2007年、2009年、2010年と連続で最高賞に輝きました。
以前お伝えしたISC(Internatinal Sprits Challenge)でも「21年」は2005年から4回受賞し、 2008年にはこの「12年」も金賞を受賞しています。
2013年には銀メダルながら4冠を受賞。
2014年には金賞をW受賞しています。
マッサンの思いが世界を唸らせた瞬間でした。
竹鶴12年はその飲み口はやはりスコッチとは一線を画すします。 そこには確かに余市がいて宮城峡を感じます。
雪の大地で夢見ていたマッサンの思いを感じる一杯です。