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バカラグラスに名入れ「こだわり編③」
この「こだわりの話」は私たちのこのホームページが、
いまのカタチになるまでの「滑ったり」「転んだり」「喜んだり」の記録を、
お客様に読んでいただこうと考えて書き始めました。
プルデザインがお客様にご提案するときに、
こだわっているのは送られてくるメッセージや日付・お名前、
それぞれの大きさや文字の間隔や行間を決めていきます。
書体はスペルの組み合わせによって全く表情が変わってきます。
特にスクリプト体(手書き風羽文字)は、
最初にくる大文字で全体の印象が驚くほど変わってしまいます。
「W」が綺麗な書体「T」で始まるとあまり綺麗に見えない書体と、
同じスクリプトでも書体ごとに個性が違います。
プルデザインではお客様のご要望に合わせて、
デザイナーが書体を選び字間や行間を調整したものを、
お客様にデザインとしてご覧いただきます。
ご覧頂いたデザインは版下を作るときにそのまま、
版下に移し替え、実際のグラスに文字を置いて、
サイド面・底面とグラスのフォルムにあわせて調整していきます。
サイド面であればグラスのカーブに合わせて、
文字がグラスの縁と平行になるようにカーブをかけていきます。
底面であれば文字が歪まないように、
版下にグラスを置いて文字のサイズとバカラのマークの、
位置関係を細かく調整します。
このカーブのかけ方や文字の歪みの調整もはじめはうまくいきませんでした。
何度も現場で打ち合わせをして微調整を繰り返して、
ご提案したイメージ通りの商品がお届けできるようになりました。
プルデザインのレリーフ方法はサンドブラストという、
細かい砂の粒子でグラスを磨いていく方法です。
仕上がりは綺麗ですが騒音が凄いので住宅地では作業ができません。
出来上がった版下は東京にあるサンドブラスト専門の、
作業場に送りそこで作業が行われます。
バカラもフランスのバカラ村でいまでも1点、1点、手作りで作られていますが、
私達プルデザインもそんなバカラ村の職人の方に恥じないような、
世界に一つしかないバカラのグラスを作り続けたいと考えています。
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