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バカラグラスに名入れ「こだわり編⑦」
この「こだわりの話」は私たちのこのホームページが、 いまのカタチになるまでの「滑ったり」「転んだり」「喜んだり」の記録を、 お客様に読んでいただこうと考えて書き始めました。
よくサイド面と底面と両方にレリーフ(刻印)を入れたいというお客様がいます。
ワイングラスやシャンパングラスは問題ないのですが、
とりわけロックグラスが難しいのです。
ロックグラスの底とサイド面はハイボールグラスと違って近いので、
どうしてもきになるのがバカラのロゴ位置です。
バカラのロゴは1点、1点、職人が自分の感覚でロゴの位置を、
レリーフ(刻印)していきます。
その時の基準は職人の感覚で位置が決められます。
ですから職人はサイド面のカットの位置と、
底面のロゴの関係は考えていません。
ただレリーフの入ったロックグラスを素直にレリーフを眺めて、
底面を覗きこむとバカラマークが見えるわけですが、
その時にバカラのロゴが下の写真のように、
サイド面に対してレリーフと水平に並んでいるわけではありません。
様々な方向にバカラのマークが傾いているという事になると思います。
底面のレリーフは当然のように、
バカラマークを基準にしてその上下に入れるので、
サイド面のカットと底面のロゴの関係があっているのは、
奇跡のような偶然となります。
アルクールやマッセナの様なカットがはっきりしているグラスでは、
ほとんど合う事はありません。
ロックグラスでサイド面と底面両方にレリーフを入れたいお客様には、
下の写真のグローリアの様な連続模様か、
ナンシーやパーフエクションの様なカットに影響を受けないグラスを、
弊社ではお勧めしています。
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